陸上競技用スパイクについて

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陸上競技用スパイクについて

陸上競技用のスパイクは、使用するトラックや、競技種目それぞれで必要とする機能が違う為、それぞれに適したスパイクを選ぶ必要があります。

陸上スパイクとは

陸上スパイクとは、単純に答えると ほぼミッドソールの無いシューズにグリップ力向上の為にスパイクピンを付けたシューズと表現されます。

ほぼミッドソールが無いのはクッション性を高める代わりに、軽量性に特化した仕様だからと言えます。

陸上競技には様々な種類があるので、一概には言えませんので、この記事を読んでいただき、参考にしてもらえればと思います。

陸上競技用スパイクの種類

陸上競技用のスパイクには、

オールウェザートラック専用のスパイクと、土/オールウェザートラック兼用のスパイクの2種類があります。

オールウェザートラックとは、ラバー素材等で作られたトラックの事で、主に陸上競技場にて使われています。

タータントラックという名前で呼ばれる事もありますが、アメリカの「ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング社」の商標名になります。

土のトラックはアンツーカートラックとも呼ばれ、学校のグランドがこれにあたります。

競技者は反発力が良く、軽いスパイクシューズを求めるようになりました。

が、反発力と軽さにこだわると、どうしてもスパイクシューズ本体の耐久性が損なわれます。

軽さへのこだわりから、多くの上位機種のメネジにはアルミが使われるようになりました。

オールウェザートラックでは、アルミメネジでも問題なく走れますが、

アンツーカー(土)トラックで使用する際は、アルミのメネジでは壊れてしまう可能性が増します。

よって、アンツーカー(土)トラックでも使えるスパイクのメネジは鉄製である必要があります。

この事から陸上スパイクには、オールウェザートラック専用のスパイクと、土/オールウェザートラック兼用のスパイクの2種類が存在します。

スパイクピンの取り替えについて

陸上競技用のスパイクの多くは、スパイクピンを取り替えて使用します。

何故、取り替える必要があるのかと言うと、オールウェザートラックにて使用する際と、アンツーカートラックにて使用する際とで、使用するスパイクピンの種類が変わるからです。

さらに、競技種目によってもスパイクピンの長さを変える必要があります。通常、走る距離が短い程、長いピンを使用、走る距離が長くなる程、短いピンを使用する事になります。

アンツーカー(土)トラック用のスパイクピンの種類です。

こちらには載っていませんが、短距離用の15mmピン、長距離用の6mmピンもあります。

オールウェザートラック用のスパイクピンの種類です。

こちらには載っていませんが、走高跳、やり投げ用の11mm、短距離用の9mmもあります。

使用期間が長いと自然とすり減ってしまうので、長さを計ってみて短くなっている時は、取り替えるようにしましょう。

また、スパイクシューズ本体とスパイクピンは違うメーカーでも大抵は合いますが、万が一の為 同じメーカー同士で揃える事をオススメします。

種目毎にスパイクの種類も違う

陸上競技の種目は大きく分けると、短距離、中長距離、跳躍、投擲の4つがあります。

短距離用のスパイクは傾斜角度が高く、前傾姿勢になるように設計されています。

ミズノの短距離用スパイク

中長距離用のスパイクは傾斜角度は低く、普通のランニングシューズにピンをつけたような形になります。

ミズノの長距離用スパイク

跳躍種目のスパイクは、走高跳び、幅跳び、とで形状は大きく変わります。かかとで踏み切る走高跳び用のスパイクには、かかと部にもピンが装備されています。

ミズノの走高跳び用スパイク

投擲種目は、やり投げ用はスパイクピンがつきますが、円盤投げ、ハンマー投げ、砲丸投げ用には、ピンはつきません。

ミズノの投擲用シューズ

別記事にて実際のスパイクの紹介と共に、各種目用のシューズを説明しています。

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